12月9日(金)

  実は7月頃から時々の発熱など、体調が今一つだった

 海くん。先月初旬にも炎症反応が高く、点滴治療を行い

 ました。更に11月20日から微熱、、痰も急に出にく

 くなり、胸の音もバリバリ。25日ときわ呉で検査した

 ところ、 数値が思わしくなく、念のために東広島医療

 センターに入院になりました(11月後半のフォト日記がないの

 はそのせい)。コロナのため一切面会もできず不安でした

 が、何とか退院の日が迎えられました。

 

  この病棟には墾兄さんがいて、知り合いの看護師さん

 もおられます。「海くん、退院できてよかったね」。

  いろいろ入院中のことを話していただき、嬉しかった

 です。

 

  やはり2週間は長い。爪もしっかり伸びてしまって

 ます。なかなか自宅で生活するようなわけにはいきま

 せん。なんか表情もどんよりしています。

 

 呼吸状態は改善し、肺炎は治癒しましたが、酸素の取り込みが今一つ。

酸素を切ると、サチュレーション(血中酸素飽和濃度)が下がってしまいます。

携帯用の酸素を車いすにのせ、退院しました。海くん、酸素が外れるとい

いね!海くんは万全を期すために、ときわ呉のショートステイに直行。

 


12月10日(土)

  海くんの入院中はなんか元気が出ません。こんな時

 こそ、いざキャンプ。いつも行く野呂キャンプ場で開

 かれるイベントに夫婦2人で参加しましたよ。

  天気も最高によく、70人余りが参加。皆さんキャ

 ンプをこよなく愛する、ベテランキャンパーです。

 

  スタッフが、海くんといつも使うサイトを取っておい

 てくれました。早速いすやテーブルを出し、準備OK。

  栴檀の木があって、夏は涼しい木陰を作ってくれま

 す。

 

  「海くんいないけど、今日は私がいるから大丈夫!」

 サラちゃんの周りには、いろんな人が集まってくれます。

 

先ずはおなかが減るのでご飯の準備。我が家のキャンプの大きな楽しみです。

 

  サラちゃんと散歩すると、子供たちがいつも集まります。

 「一緒に行く!」とボールをもって大はしゃぎ。サラちゃん

 も、12歳とは思えない走りっぷりを見せてくれます。

 

 今回はベテランキャンパーさんたちのテントやギアを拝見するのも大きな楽しみ。

みんなそれぞれ工夫して、素敵な空間を作っておられます。

 冬キャンプにストーブ、電気カーペット、こたつまで用意してる人もいてビックリ。

 

 管理棟の横ではフリーマーケットが開かれ、参加者が思い思いの品を持ち寄ります。

海パパも、棚の奥に眠っていたグッズを出品。それが完売してしまいました。右の写真

は買ってくださった方々です。

 

夕闇が迫り、焚火の炎が映え、ランタンに灯がともり……。

 

  夜の散歩を楽しんでいると、イルミネーションを

 飾り付けたテントがあるではありませんか!

 


12月11日(日)

  なんと朝からステーキを完食!これもキャンプなら

 ではです。

 

  「あ〜あ、終わってしまったなぁ」というため息が

 聞こえて来そうな閉会式の様子です。

 


12月12日(月)

  海くんがショートステイから帰ってきました。入院・シ

 ョートと2週間以上お風呂に入れませんでしたが、これで

 サッパリします。

 

  やっぱり訪問入浴のお風呂が最高!大満足の海くんで

 す。

 

  この日は海パパの70歳の誕生日。子供たちから贈ら

 れたプレゼントで、ご機嫌な海パパです。

 

  海くんも、退院祝いの特別メニューをいただきます。 

 


12月14日(水)

 この日、海くんがデイサービスに通っているともあるのお出掛けで、同じ町内(熊野

町)にある筆の里工房で開かれている”絵手紙展”へ。その佳作のコーナーには、海くん

の兄墾くんの連れ合いさん佳代ちゃんの作品もありました。

 


12月20日(火)

 自宅から車で15分の”グリーンピアせとうち”にやってきました。ここは40数年前に大規模年金保養基地

として建設され賑わったものの、様々な問題から2005年に呉市に譲渡。さらに最近2年間の休業を経て営

業を再開するなど複雑な経緯をたどって来ました。しかし、経営継続にかけるスタッフの熱意を問い合わせに

かけた電話から感じ取った海ママの強い推しで、この日の宿泊となりました。

 

 それ以上に、ここに来たかった強い理由がありました。それはここの施設の1つであり

今は休止状態の”こどもの国”に来てみたかったのです。ここは海くんが事故(1991年4月

23日)の1週間前、思い切りはしゃいで遊んだ思い出の地だったのです。

 

 「もしお客さんが少なかったら寂しいなぁ」と心配したのですが、施設の努力

や再開した旅行支援のおかげか、ウィークデイにもかかわらず、レストランはほ

ぼ満席状態。料理も丁寧に作られており、みんなでおいしくいただきました。

 

  特にありがたかったのは、海くんの食事を厨房でミキ

 サーにかけて出してくれたことです(伝票の25の下のコ

 メントに注目)。

 


12月23日(金)

  ともあるのクリスマス会に本物のサンタが登場 !?

 実は同じ団地に住んでいて、海ママの教会仲間で

 イギリス人のピーターさん。クリスマス会でサンタ

 に扮するのが何より好きということなのでお願いし

 ました。

 

  電子ピアノの伴奏でクリスマスソングメドレー。み

 んな大盛り上がりです。

 

  ランチタイムで中休み。日本に住んで22年のピー

 ターさん。箸での食事もなんのその。

 

  午後の部では、仲間のハンドベルの演奏を披露。

 海くんもしっかりベルを鳴らしました。

 

  フィナーレはサンタからのプレゼント渡し。海く

 んは何をもらったのかな?

 


12月31日(土)

  大晦日も夜の部に突入。海くんは昼間にともある

 おふろに入れてもらったので、すっきりとした表情で

 年越しです。

 

  これが海くんの年越しメニュー。左下から時計回り

 に年越しそば・筑前煮・紅白なます・稲荷ずし。

 

  「海くん、来年もおいしいものを、いっぱい食べよ

 うね」

あと3時間余りで新年です。みなさん、よいお年を!

 

22年フォト日記の目次に戻る

表紙に戻る