5月5日(木)

  山開き直後の野呂山オートキャンプ場に、今年初

 めてやって来ました。タープ無しで、新緑が作る快適

 な木陰でリラックス。

 

  しばらくすると、長男の墾くん一家が合流。一緒にBBQ

 を楽しみました。夕方お姉ちゃんの、のんちゃんは泊まり

 たそうでしたが、翌日は学校もあるので、名残惜しそうに

 帰っていきました。

 


5月6日(金)

 翌朝のテントの中の様子。右の写真の左奥にあるのは、セラミックヒーター

(手製の転倒防止板つき)。このキャンプ場では交流電源が使用可能で、これ

を使うと深夜・夜明け前の寒さもなんのその。テント内はホッカホカ。

 

  テントから出た後は、排痰のためのうつ伏せ寝・痰の

 吸引・水分の注入と、家にいるときと同じ介護に海ママ

 は大わらわ。

 

  今回のキャンプは2泊3日。中日のこの日も気持ちよく

 晴れていて、近くのかぶと岩展望台まで散歩。瀬戸内の

 島々や、遠く四国山脈までも見晴らせます。

 

 散歩の帰りには、昔は天然氷を切り出したと言われる氷池周りを散策。

池を泳ぐカモに、ラブラドールの本場イギリスでは鴨猟に活躍するという

のに、サラは全くその気はありません。

 

  テントサイトに戻ってきて日没が迫るころ、焚火に点火。

 海くんは、痰を出しやすくするため吸入します。

 

  2日目の夜は、焚火とランタン(ガソリン&LED)の灯りで

 ムード満点。料理の腕を振るう海ママと、くつろぐ海くん。

 


5月7日(土)

  最終日の朝。3日間とも天気に恵まれたキャンプでした。

 

  張り切った表情の海くん。海ママの行き届いた介護と海

 くん自身の頑張りで、楽しく充実していました。

 

  1つおいて隣のサイトでキャンプしていた男性2人組が

 愛犬”ウル”くんを連れて、お別れのあいさつに来てくれ

 ました。恥ずかしがるサラです。

 

  後片付けもほぼ終わり、バギーに乗ってキャンプの余

 韻を楽しむ海くん。

 

  野呂山を降りる前に、海ママのリクエストで弘法寺に

 立ち寄りました。ここは弘法大師が19歳と49歳の2度

 にわたって修業したとされる、開基が1500年ごろとさ

 れる古刹です。

 

 ここからも、かぶと岩と同じ絶景が望めます。海くんは安全な所から

海パパは、海ママから「そんな危ない所に行きんさんなや」と言われな

がら…。

 

  弘法寺を後にする前、海くんの名代で水子地蔵尊に

 水をかけてあげる海パパ。

 


5月13日(金)

  今日は”みどりのまきば教会”の、牧場の晩ご飯の日。

 月1回教会でお弁当を作り、地域の方や学生さん達た

 ちに食べてもらいます。

  今回は海ママもお手伝いに行きました。50食を準備

 するに約5時間かかりますが、いろんなお話をしながら

 楽しく行えました。今日が我が家もお弁当を3つ注文!

 海くんもお弁当をいただきます。チキンのマスタード焼

 き他、盛りだくさんのメニューでした。

 


5月14日(土)

 今日は熊野町にある筆の里工房へ行きました。

前から気になってましたが、テレビでも有名な”光

を描く旅人”野村重存の展示会があり、急遽海く

んと2人で訪ねました。2年前から顔彩や絵筆を

準備し、自己流の絵手紙や風景画を楽しんでい

る海ママ。天気も良く楽しむことができました。

 

 展示室には熊野筆の歴史や古文書などが、興味深

く展示してあります。「わ〜!大きな筆だな〜」感心

する海くん。

 

  小高い所にある美術館には展望台があります。天気

 も良く、熊野の里の風景がまたまた心を癒してくれまし

 た。

 

 せっかくだから、ちょっと一休み。カフェでほうじ茶アイスをいただきました。

ちょっと楽しい2時間でした。

 

  帰宅後はアイナメの煮つけをいただきます。明日から

 ショートステイに入るので、ちょっとおいしいものを食べ

 て、ファイト1発!

 


5月17日(火)

  海ママが借りている家庭菜園で、そら豆が収穫できま

 した。立派なものです。

 


5月19日(木)

  海くんが15日からショートステイに入ったのを利用して

 夫婦2人でリフレッシュ。やって来たのは、初めて利用す

 るキャンプ場、伯方島のドルフィンファーム・オートキャン

 プ場。

 

  目の前の海を仕切った生け簀ではイルカが何匹も泳い

 でいて、それと触れ合うことができます(有料)。

 

 早速テーブルをセッティング。なにはともあれ一杯やらなくては。

つまみは先日採れたそら豆。

 

  5月下旬になっても、夜は焚火が恋しい。ご機嫌な海マ

 マです。

 


5月21日(土)

 海くんがショートステイから帰って来ました。いつものように

特別メニューの夕食。豆ご飯、そら豆、お刺身。

 

 「海くんお帰り、家の畑で採れた豆の味はどうですか。」

 


5月日22(日)

  映画「ぼけますから、よろしくお願いします」の信友直子

 監督が、自身の父親と一緒のトークショーをZoomでライ

 ブ配信をすると知った海ママは、即申し込み。午後1時か

 ら始まった番組を、海くんと一緒に視聴しました。

 


5月27日(金)

  ロシアによるウクライナ侵略の最中、全国障害者問題

 研究会発行の「みんなのねがい」編集部から“平和への

 メッセージを寄せてください”と依頼され、この写真とメッ

 セージを送りました。8月号に載るそうですので、手元に

 届いたらアップします。

 


5月29日(日)

  “地球に感謝する催し”アースデイが山口県熊毛郡

 平生町で開催。海パパが瀬戸内カヤック横断隊でお

 世話になっている原さんが、石垣島の船大工さんと

 沖縄の伝統漁船サバニを作成し、それに試乗できる

 というので、どうしても海くんを乗せてあげたくて

 家族3人で参加しました。

 

まず海くんを、持参したキャンプ用ベッドに乗せてサバニの近くまで移動。

 

  何人ものスタッフがサポートしてくれて、海パパの膝の

 上に。

 

  他にもう1組の家族も乗り込み、漕ぎ手を含め総勢8人

 で出航です。

 

  

  初めは緊張して手足に力が入っていましたが、だんだ

 んリラックスしてきた海くんです。

 

  この日は風もなく、海はべた凪。結構沖合まで出ます。

 30分余りの海上散歩を楽しみました。

 

 

  会場のテントの日陰でしばらく休息します。サポートして

 くれた皆さん、ありがとうございました。

 

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