6月3日(月)
後述するように、海ママが広島大学医学部の看護 学生さんにお話をするときの映像資料として、海くん の”普通の1日”を撮影することにしました。 海くんの朝は、地域ネット”くれんど”のヘルパーさ んのサービスを受けることから始まります。まずは歯 磨きから。 |
つぎは着替えさせてもらって…。関節が硬くなって いるので、これが結構大変です。 |
最後に、バギーへの移乗。このリフトは耐荷重200 s。来るべき、海ママの母親の自宅介護でも活躍す る予定です。 海くんはこの日は通所施設”おはよう”でデイサービ スを受けます。 |
3時半に”おはよう”から戻ってくると、4時からは入浴サービス。 体の隅々まできれいにしてくれます。 |
6月5日(水)
海くんの姉の理乃さんは、現在広島大学医学部の 心不全センターの研究補助職員として働いています が、そのことが縁で、同学部保健学科の森山美和子 先生(成人看護開発学)の依頼を受けて、看護学生さ んに海くんと一緒にお話をすることになりました。 |
初めて重度の障害者に接した学生さんたち(2年 生)は、最初ちょっと緊張気味。海くんを遠巻きにし ていましたが…… |
海ママのお話が終わった後は、すっかり打ち解け て海くんと交流してくれました。 |
海くんは13日から24日まで”ときわ呉”でショートス テイでした。この日、帰宅30分後にはお風呂に入れ てもらいました(海くんは原則、月・水・金の週3回入浴 サービスを受けています)。 |
入浴後さっぱりして、ホッと一息ついた海くんでした。 |
後で詳しく書きますが、海くんは7月1日から3ヶ月間 ”ときわ呉”に入所します。「その前に、どこでもいいか ら泊りがけで連れて行ってあげたい」と思ったのですが 諸般の事情で実現せず、入梅直前のこの日好天に誘 われてやって来たのは”しまなみ海道”。 |
下車したところは瀬戸田PA(下り線)。今から目の前 の多々羅大橋を歩いてみようと思います。 |
出発前に日焼け対策(アームガード・サングラス)と 水分補給はしっかりと。 |
素晴らしい眺望を楽しみながらの”空中散歩”。渡り切りたかったのは山々ですが 海くんの体調を考えて、県境(広島・愛媛)の手前で引き返しました。 |
その後、車で向ったのは、大三島の道の駅”多々羅 しまなみ公園”。ここでお昼ご飯です。この日は海パパ が帰りも運転するというので、海くんと海ママは生ビー ルをグビッ! |
現在、低血糖による意識障害で寝たきりとなっている母親を、一定期間 自宅で介護したいという海ママの強い希望を受けて、海くんが通所やショ ートステイでお世話になっているときわ呉の特段のご配慮で、海くんは3ヶ 月間”入所”という形でお世話になることになりました。 母親が入院している本永病院の主治医は、「自宅介護は大変だと思うの で、くれぐれも頑張り過ぎないように。いつ戻って来てもいいんだから。」と言 って下さっています。しかし、たとえ1ヶ月で自宅介護を切り上げたとしても、 海くんは3ヶ月間ときわ呉でお世話になることにしています。それは、私たち 夫婦の高齢化という現実を見据えると、”海くんの入所”は避けられません。 これを機会に入所というものを真剣に考えてみようと思っているからです。 入所といっても、外出や外泊も比較的自由にできるようです。そのとき、自 宅にいる母親をどうするか?これからの一定期間は肩の力を抜いて、半分 実験気分で過ごしてみようと思います。 海くんの入所は7月1日(月)、母親の自宅介護は7月16日(火)スタートで す。 |