1月1日(火)

  新年明けましておめでとうございます。昨年は年末

 海くんのインフルエンザ発症で、寂しい年明けとなり

 ましたが、今年は楽しい元旦となりました。

 

海くんのメニューは、(写真右)左上から時計回りに、黒豆、大根とにんじんの膾

プリン、雨後の月(黒月)、なまこ、数の子、蒲鉾、栗きんとん。これに加えて、お

雑煮もしっかり頂きました。

 


1月2日(水)

  テーブルにずらっと並んだ、海ママ手製のご馳走。

 

  この日は西原ファミリー勢ぞろいの新年会。バーバ

 も、入所している施設に外出を届け出て参加しまし

 た。

 

墾くんの2人の子供たち(海くんにとって姪と甥)にお年玉を上げる海くん。

29歳の叔父さんにとっては、ちょっと痛い出費かな?

 


1月5日(土)

  この日の朝、海くんに思わぬプレゼントが届きました。何

 と、小泉 浩さんがコンサートを録音したCDを贈って下さっ

 たのです。小泉さんは1996年の ”西原海くんを支援する

 会”第3回総会で演奏していただいて以来、節目・節目で

 感動的なフルートの音色を届けて下さいました。海ママが

 お礼の電話をかけると、「海くんの30歳にあわせたコンサ

 ートが開けて、またその笑顔が見たいなぁ」。海ママ感激!

 

  真冬に似合わぬポカポカ陽気に誘われて、上蒲刈

 島の県民の浜にやって来ました。夏場は海水浴客で

 にぎわう浜も、”♪誰もいない海”状態です。

 

  木製のテーブル・ベンチでコーヒーを淹れ、買ってき

 たお菓子を食べながら、優雅に”コーヒーブレイク”。

 


1月13日(日)

この日の翌日、あるイベントが理乃さんの家の近くのホテルで開かれる

ため、前泊させてもらうことにしました。夕食にやって来たのは、家から

歩いて10分ほどのJR広島駅前にある”魚市場 広島総本店”。海くんに

は定番のメバルの煮つけ。

 

  久しぶりに都会のネオンを見て、海くんの目がらん

 らんと輝きます。

 


1月14日(月)

  翌日、海くんがやって来たのは、広島県の3つの

 障害者団体合同の新年会。

 

去年・一昨年と海くんの体調不良で参加できず、いろんな仲間の方々から

「海くん久しぶりだね、元気してる?」と、声が掛かります。

 

  宴もたけなわ。海くんも含めた全障研広島支部の

 メンバーがステージに上がり、歌と踊りで更に盛り上

 げます。

 

  恒例の獅子舞の獅子に頭をガブッとかんでもらい、

 これでこの1年、無病息災間違いなし(?)。

 


1月16日(水)

  この日から海くんは”ときわ呉”に4週間入院しま

 す。いつもはショートステイ(短期入所)で、長くとも2週間

 なのですが、”入院”なのです。しかも”4週間”。

  事故後の一時期(1991年〜'93年)と、喉頭・気管

 分離手術('97年)のとき以来の長期入院です。

    ※この入院については、下をご覧ください。

 

  病室に到着した海くん。家に帰れるのは2月15

 日になるけれど、それまで頑張ってね。

 

海くんは過去に何度か、冬場に無気肺(肺の一部もしくは全体に空気が入っていない状態)

なったことがあり、その原因が緑膿菌にあることが昨年に判明しました。それに対し

ては有効な抗生剤があるのですが、それは入院して常時医師の管理下においてし

か投与できず、しかも1クールが4週間なのです。この入院が、”冬場は鬼門”の解

決につながることを願っています。

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