4月3日(火)

今年の花見の打ち止めは、野呂川ダム。両側に山が迫るここの開花は

例年なら後一週間後。

 

  海くんの目には、たぶんこんな桜が映っている

 ことでしょう。

 


4月11日(水)

  海ママは、以前から「海くんのベッドの側で夕食を」

 と望んでいました。そこで海パパは退職を期に、むく

 の一枚板を通販で購入し、テーブルを自作。この日

 はじめて海ママの願いがかなえられました。

 

  「海くん、明日から一週間のショートステイだけど、

 頑張ってね」

 


4月17日(火)

  「せっかく海くんがショートに行ってくれてるんだか

 ら、その間にいろんなことがしたい」。自転車、山歩

 き、そして……曇天無風のこの日には、二人乗りの

 カヤックで、とある無人島へ。

 

何故この島かというと、そこには見事な自生の藤があるからです。

ところが予想に反して、藤は二部咲き。本来なら、右の写真のよう

な紫色の大瀑布が見られるはずだったのに('17/5/8撮影)。

 

  陽射しがない分少し肌寒く、浜辺の流木でミニ焚き

 火をしながらのランチ。

 

  帰途、べた凪の海面をすべるように進むカヤック。

 わずか10km足らずのツーリングでしたが、海ママ

 は充分楽しんだようでした。

 


4月19日(木)

  海くんが、一週間のショートステイを終えて帰って

 きました。我が家へ戻った安心感からか、どこか気

 の抜けた表情です。

 

  しかし、海ママがこの日のために用意した”海くん

 ご膳”(ステーキ・ポテトサラダ・イチゴ・トマト)を目の前にす

 ると、この表情。

 

  ミキサーにかける前に、舌先でちょっとステーキを

 味わう海くん。

 

  この日こそ例の特製テーブルで、3人揃っての夕

 食です。

 

  「海くん、明日は久しぶりに”くれんど”でお仕事だ

 けど、頑張ってね」

 


4月21日(土)

  朝8時30分から滝澤先生(右端、その左が奥様)のお

 宅で開かれる家庭集会に参加しました。先生は、以

 前海ママが勤めていた病院の院長さんでした。現在

 先生ご一家は、海ママと同じ黒瀬の教会に通って

 おられます。

 

  集会では賛美歌とともに祈りがささげられ、三浦綾

 子の著書を読み合わせます。

 

  集会後は、初夏のような天気に誘われて、車で20

 分のところにある黒瀬ダムに散歩に出かけました。

 


4月23日(月)

  27年前のこの日、海くんは海ママが勤めていた病

 院の院内保育所で水の張ってあった洗濯機に落ちて

 現在のような重い障害を負ってしまいました。

  事故当時は、この日を海くんの”第2の誕生日”とし

 て祝えるようになるなんて、想像もできませんでした。

 「海くん、この1年元気に楽しく過ごしてくれて、ありが

 とう!」

 

お祝いのメニューは鯛の煮付け、ステーキ、サラダ、そして

とびっきり奮発した一合瓶のお酒。まず鯛やお肉をミキサー

に掛けて……

 

  これで完成です。

 

  「海くん、お味はどうですか?」

 

  海くんは、お酒は体重と健康への配慮から、盃一杯

 くらいしか飲めません。「残りはボトルキープしておくか

 らね」

 

  こんないい表情をしてくれると、「この日をお祝いして

 本当によかったな」と思います。

 


4月26日(木)

  久しぶりに、日本海を見にやって来ました。ここは

 浜田市にある、石見海浜公園のビーチです。

 

  一緒に来たサラも大はしゃぎですが、砂浜は走り

 にくいのか、すぐ疲れてしまいました。

 

 続いて向ったのは、同公園内にあるオートキャンプ場。以前から

その存在が気になっていたのですが、中に入るのは初めて。この

夏には、みんなでキャンプに来ようかな。

 

  この日の宿は、2回目となる国民宿舎”千畳苑”。

 

海くんと一緒の旅の宿選びで、最も重要なポイントは

”家族風呂”があること。

 

  一風呂浴びた後の夕食は、地酒で乾杯です。

 

レストランの窓からは見事な夕陽が眺められるはずでしたが、

この日はあいにくの曇り。この時間になっても、沖合いにはサ

ーフィンを楽しむ人の姿がありました。

 


4月27日(金)

  翌日は、もう御馴染みになった水族館アクアスへ。

 

 鮫やエイが悠然と泳ぐ大水槽や、リニューアルした白イルカショー

を楽しみました。

 

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