5月2日(土)

  ここは”広島文化学園HBGホール”(旧厚生年金会

 館)。ここで開かれる”モーニング娘。”のコンサート

 にやってきたのです。

 

  アイドルグループのコンサートなんて初めての海く

 ん。沸き返るような会場の雰囲気に圧倒されていま

 す。開演前のステージを撮ろうとすると、係員が飛

 んできて「カメラはだめです!」。仕方なくこのアング

 ルからのみ1枚。思ったより、観客の年齢層が高い。

  開演後はレーザービームの洪水と、腹に響くドラ

 ムの重低音圧倒されました。しかし、肝心のモー娘

 は前の観客が総立ちのため、海くんには見えず仕

 舞い。

 

  終演後、記念にモー娘のプリントタオルをプレゼント

 してくれた高橋さん。そもそも事の発端は、4月の全

 障研の車椅子登山のとき、海ママが「海くんをアイドル

 のコンサートに連れて行ってあげたい」と、ボランティ

 ア参加していた高橋さんに話したところ、「是非一緒に

 行こう!」と、このコンサートに誘ってくれたのです。

 

  「海くん、8月にもモー娘のコンサートがあるけんね

 また一緒に来ようや。」と、高橋さん。

 


5月16日(土)

  この日のイベントは、海くん抜き。海パパの

 独り舞台です。海パパは、以前から気になっ

 ていた多々羅大橋の主塔に登る”塔頂体験

 ツアー”に応募したところ、見事当選!これぞ

 本当のビギナーズ・ラック。

 

  ところがイベント当日。気をもみながら集合場所の

 道の駅に着いてみると、多々羅大橋周辺の天気は

 この有様。「これじゃあ主塔のてっぺんに登っても、

 全く何も見えないかも…」。

 

  受付をすませた参加者には、ヘルメットと軍手が配

 られます。

 

  その後、今から登る主塔をはるかに望みながら、引

 率役の本四高速の職員から行程の説明を受けて、い

 ざ出発。

 

  自転車・歩行者道では、「前からも後ろからも自転

 車が猛スピードで走ってくるので、必ず海側の端を一

 列で」と注意されました。

 

  ”斜張橋”の名の由来である巨大ワイヤー。これで

 橋の重さを支えます。「ワイヤーは最低でも100年は

 もつように設計されています。」

 

主塔の入り口に到着。中に入ると、そこがエレベーターホール。

 

  ここで問題です。主塔正面からの写真を見ても分

 かるように、エレベーターは途中まで斜めに上昇し

 ていきます。そのため、このエレベーターには特別

 な工夫がしてあるのですが、それは何でしょう?(答

 えはこの日の最後)

  さあ、最上階に着きました。

 

ここからは、小さな鉄製階段を歩いて登っていきます。右の写真の

丸い物体は、斜めに張られた巨大ワイヤーの末端です。

 

  さあ、ここを出るといよいよ目指す主塔のてっぺん

 です。

 

  「へーっ、こうなってるんだ!」というのが第一印象。

 画面中央の装置は、飛行機等に主塔の存在を知ら

 せる、点滅式の警告灯。

 

  これが真下を見下ろしたところ。海面からの高さは

 226m!思わず股間が縮み上がります(下品な表現

 ですみません)。

 

  これは向い側の塔頂の全景。こちら側と完全な対

 称形になっています。

 

  職員さんに頼んで撮ってもらった1枚。笑顔がどこ

 となく強張っていませんか。後ろの島は生口島です。

 

15分ほどで塔頂体験を終え、次に向ったのは、主塔どうしを水平に結ぶ

2つのうち上の方(写真右端参照)。

 

  ここから見るワイヤー群も、一大奇観です。塔頂より

 低いとはいえ、立っている所が狭いだけ相当のスリル

 です。

 

  30分間の主塔ツアーを終え、「地上に戻ってきて一

 安心」と言いたいところですが、ここも海面から30mの

 高さです。

 

  ツアーを終えた参加者全員に、

 左のような証明書がプレゼントさ

 れました。ああ楽しかった!

 

クイズの答え

 床の一方が持ち上がり、エレベーターの箱は斜めになっても

床は水平を保たれるようになっています。

 


5月22日(金)

  久しぶりに海くんと一緒の”タカラヅカ観劇ツアー”

 です。少し早めに着いたので、楽屋出入り口で”入

 り待ち”(楽屋入りするタカラジェンヌを見送る)します。

 

  タカラジェンヌに劣らぬほどの人気のサラ。たちまち

 人の輪ができました。

 

  天気もいいので、花の道をお散歩。ベルバラのオ

 スカル像の前で記念撮影。

 

  軽く昼食を済ませて、大劇場へ向います。海くん、

 張り切ってます。

 

  これから観るのは、月組公演”1789−バスティー

 ユの恋人たち−”

 

  1階の車椅子席は上手・下手に一箇所ずつあるの

 ですが、今回は下手側でした。

 


5月25日(月)

  集団的自衛権容認の閣議決定以降、”海外で戦争できる国づくり”

 に突き進む安部内閣。それに対して、国民の多くから反対や不安・

 疑問の声が沸き起こっています。その1つに、京都の障害者福祉に

 関わる人たちが中心となって、「ニューヨークタイムスに意見広告を

 出そう!」という運動が起こされ、それが実現しました。

  左の写真はニューヨークタイムズ(アジア版'15年5月2・3日合併号)

 の紙面のコピーで、この日事務局から郵送されてきました。

 

コピーの裏面にはこの運動に賛同し、カンパを寄せた個人や団体が

掲載されています。我が家も海くんを代表者として、この運動に積極

的に参加しました。これからも、ことあるごとに”9条まもれ!” ”NO

MORE WAR!”の声をあげて行きます。

 


5月29日(金)

この朝海くんが味わっているのは、海パパが宮崎県日南市南郷で

開かれたシーカヤックマラソン参加したとき、お土産に買ってきた

本場の完熟マンゴー。

 

  この日は海くんの姪っ子(兄墾の長女)”のんちゃん”

 の満1歳の誕生日。向こうのご両親もお招きして、誕

 生パーティーを開きました。

 

  リュックに入った一升餅を背負い、少々困惑気味の

 のんちゃん。いまから、2mほど先に置かれた品々の

 どれを手に取るかで、彼女の将来を占うという趣向で

 す。

 

  のんちゃんが手にしたのは財布。一生お金に困ら

 ないそうです。

 

  ケーキに立てられた1本のローソクを吹き消そうと

 するのんちゃん。ちなみに、海くんはこの日も作業所

 でお仕事。パーティーが終わるころかえって来ました。

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