12月29日(木)

  西原ファミリー今年最後の家族行事は、松山

 への帰省。今回はバーバも一緒です。

 

 四国に渡るときは、竹原〜波方の中四国フェリーを主に使います。

船員の皆さんが気軽に、車椅子を客室に運び上げてくれるからです。

 

  帰省の目的は、グループホームに入居して

 いる敬治パパの両親への親孝行。道後のお

 寿司屋さんで、一緒に夕食を楽しみます。

 

 グループホームに両親を送り届けた後は、「道後麦酒館」で

忘年会をかねた2次会です。’05年も無事終わりそうです。

 


12月20日(火)

  養護学校の今年最後の行事、「学習発表会」。

 各学年に分かれて、劇を上演します。

 

  高等部1学年(19人)の演目は「冒険」。仲間の

 みんなで宝物を見つけに行くのですが、折角の

 熱演にもかかわらず、話の流れがよく分かりま

 せん(海くんは、最初は父親役で登場するので

 すが途中で突然金色の鷲に変身)。

  プログラムにあらすじを載せてくれると、あり

 がたいのですが…。

 

 無事フィナーレを迎え、みんなほっとした表情。

 

  終演後、共演した仲間と一緒に記念撮影。 

 


12月11日(日)

  広島に帰る朝。船橋からハンディキャブに来

 てもらい、向かったのは羽田空港と思いきや…

 

  ここは葛西臨海公園にある、かさい水族館。

 海くん(というより海ママ?)は、近頃水族館に凝

 っているのです。

 

  正面に見えてきたのがエントランスホール。

 

 エントランスホールから下に降りるのは、車椅子では無理なので、

ホールの外にある専用エレベーターを使います。

 

 以前訪れたしながわ水族館ほど大規模ではありませんが、

2時間充分に楽しめました。

 


12月10日(土)

  2日目は休養を兼ねてイクスピアリを散策し、

 南船橋駅近くの三井ガーデンホテルへ。そこ

 では食事を取らず、夜遊び好きな3人が向か

 ったのはマスターがよくしてくれる、台湾料理

 店「億龍(イーロン)」。

 

 腹ごなしの散歩は、ホテル向かい側にある大型商業施設

ララポート。いろんなイルミネーションがとてもきれいでした。

 


12月9日(金)

  東京で作成中の車椅子の仮合せに出発で

 す。現地で余裕を持って仮合せするために、

 早朝6時に家を出ます。

 

  羽田到着。東京は案外暖かです。いつもの

 ように、自立センター立川のハンディキャブが

 迎えに来てくれました。

 

  ここが今日の目的地、東京小児療育病院

 (武蔵村山市)。わざわざ東京で車椅子を作る

 ことにしたのは、この病院の理学療法士で、

 海くんを以前からよく知っている染谷さんと、

 重症児の車椅子を作り慣れているドリーム

 工房とがコンビを組んで取り組んでくれるこ

 とになったからです。

 

  午後1時半、訓練室で仮合せ開始。右端が

 染谷さんです。

 

  これが新しい車椅子の骨格です。現在のと

 比べるとずいぶんシンプルです。

 

  クッションの材質は2種類あり、腰や背中

 下部に当たる部分は低反発、それ以外の

 所は硬めの材質で、沈み込みによる蒸れ

 を抑える設計です。

 

  「どんな感じか、お母さん乗ってみて」と

 染谷さんに言われ、試してみる海ママ。

 

  いよいよご本尊の試乗です。ちょっと緊張の

 一瞬。

 

 それから1時間あまり、綿密な仮合わせが続けられました。その間、

ずっといい表情の海くん。新しい車椅子に期待しているのかな?

 

  最後にフレームの塗色や、クッションカバーの

 色や材質を決めます。

  こうして仮合わせを終え、病院を出たときは、

 夕闇が迫っていました。

 


12月8日(木)

  海くんがお世話になっている県立の通園施設

 「きらら」の保護者グループで、広島市西区五日

 市にある重症心身障害児施設「鈴が峰」を見学

 しました。

  海ママは去年の10月、同施設の職員研修に

 招かれお話したのですが、その際は時間的な

 余裕がなく、この日の見学会を楽しみにしてい

 ました。写真は、広々とした浴室。

 

  この部屋は、音楽療法を行うための専用の

 部屋です。

 

体の緊張を取るための様々な遊具がある、訓練室。

 


12月2日(金)

  海くんは外見上は健康そのものですが、脊柱

 の前湾をはじめとして、体内部の変形が進んで

 います。そこでその進行を遅らせ、少しでも楽な

 姿勢が取れるようにと、理学療法士の賀茂さん

 が海くん専用のクッションを作ってくれることにな

 りました。

 

  側臥位の海くんを観察しながら、どこにどんな

 形の詰め物をすればよいか考えます。

 

  賀茂さんにとって初挑戦のクッション作り。た

 ちまち帰宅時間に。残りの作業は材料のブロ

 ックを自宅に持ち帰り、気長に進めることにな

 りました。

  どんなクッションが出来上がるか、とても楽し

 みです。

 

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