4月23日(土)

 

 15回目の「あの日」がやってきました。海く

 んが保育所の洗濯機に転落したのは1991

 年4月23日、素晴らしく天気のいい火曜日で

 した。

  この日の天気も晴れ、海くんの体調も絶好

 調。

 

  この日は学校も休み。夜は翌日の外出の

 プランなどを話し合いながら、何事もなく更

 けていきました。

 


4月18日(月)

  毎年この時期、広島大学医学部に招か

 れ、2回生を対象とした医学概論(外部講

 師による、生命倫理の連続講演)で、海く

 んの話をしています。

  今年は記念すべき、10回目の講演。だ

 んだん学生さんと海くんとの年齢差が縮ま

 ってきました。

 

  10年前は、講演終了後も固まっていた

 学生が多かったのですが、このころはリラ

 ックスして海くんに話し掛けてくれる学生が

 増えました。

 

 毎回恒例の記念撮影。右の写真でも分かるように、女子学生の

人数がずいぶん増えました。ちなみに、この学年は120人中30人

が女子だそうです。

 


4月15日(金)

  この日、黒瀬養護学校の離任式があり、

 去年まで中学部で一緒だった先生に、久し

 ぶりに再会しました。

 


4月9日(土)

  家から車で15分の野呂川ダム(呉市安浦

 町)に、花見に出掛けました。夕方、一般の

 花見客が帰ったあとを狙って出掛け、いつも

 の場所に陣取ります。

 

  海くんも、桜のほんのりとした香りを楽しみ

 ます。

 

  日没後は持ってきたランタンを灯して、夜桜

 見物です。

 

  春宵一刻値千金。カラオケの騒音も、焼肉

 の煙もない、和やかな花見の宴が酣です。


4月7日(木)

 海くんが「高校生」になる日(県立黒瀬養護学校高等部入学式)です。

海くんはヘルパーさんの車で、敬治パパは家の軽で学校へ向かいます。

 

  同級生と共に、式場に入場する海くん。この

 日は中等部卒業式の日とは打って変わって、

 とても暖かい日でした。

 

 校長先生の式辞を、神妙な顔で聞く海くん。

 

 30分余りの式が終わると、HR教室に帰ってクラスごとの記念撮影。

 

  この日は、長男の墾くんも県立三次看護学校の

 入学式。こちらには由美ママが出席。恥ずかしが

 って写真を嫌がる墾くんをなだめすかして、やっと

 ナイチンゲール像の前で1枚パチリ。

 

  実はこの日の午後、敬治パパの勤める私立高校でも入学式が…。

 新入生の学級担任となった敬治パパは、学級開きで午前中参加した

 養護学校の入学式にふれ、さまざまな障害をもちながらも心の底から

 高校入学を喜び、誇りにあふれていた彼らの様子をに感動したことを

 伝えました。そして、「このような同級生がいることを、心に留めてほし

 い」と話しました。

 


4月3日(日)

  アパートに泊まった翌日、海くんの体に異変

 が。痰が異常に汚いのです。しかし、心配無

 用。看護学校隣の市立中央病院の救急外来

 で親切に診てもらって、一安心。

 


4月2日(土)

  いよいよ長男墾(ひらく)の旅立ちの日です。

 三次の県立看護専門学校への入学を目前

 に控え、学校近くのアパートに引っ越すので

 す。

  社会福祉協議会から借りたリフトカーに荷

 物をいっぱい詰め込み、いざ出発。

 

 90分ほどでアパートに到着。さっそく、荷物の搬入と掃除で大忙し。

 

  引越しが一段落した後は、墾くんは買い物

 我々3人は散歩と別行動。アパートから歩い

 て3分のところにある看護学校の前で、記念

 撮影。

 

  三次の観光名所「三次ワイナリー」は、看護

 学校の隣。海くんが試飲しているのは、ワイン

 ではなく、ぶどうジュースです。念のため。

 

  ワイナリー内のレストランで一休み。窓から

 見える田園風景は、日本画の格好の題材と

 なるような、思わず見とれる風景です。

 

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