12月1日(日)

  14歳2か月で天に召されたサラちゃん。今日は棺の

 中に納めてあげる日です。日曜日だったので、理乃ちゃ

 んや夫の直樹くん、碧志くんや父親の墾くんも帰って来

 てくれました。

 

  きれいなお花でサラちゃんを送ってあげたい。みん

 ながそれぞれ心のこもった色とりどりのお花を準備し

 てくれました。きれいな、本当に寝ているようなサラ

 ちゃんです。

 

  碧志くんはサラちゃんに手紙を書いてきてくれ、

 棺の中のサラちゃんに読んで聞かせてくれました。

 碧志くんありがとうね。サラちゃんのために集まっ

 てくれたみんなありがとう!そしてサラちゃん、楽

 しい思い出をたくさんありがとうね!

 


12月2日(月)

  今日はペット霊園へサラちゃんを

 連れて行かなければなりません。亡く

 なった後3日間、そばでしっかりお別

 れをしたつもりですが、これが最後と

 思うと本当に寂しい!

  サラちゃんとの思い出一杯の、野呂

 山へ最後のドライブです。何回キャン

 プや散歩にきたことか。こうやって最

 後の日を過ごせて良かったね。

 

  ペット霊園で最期のお別れです。これまでいつも

 隣にいてくれた人であれ動物であれ、手の届かない

 ところに行ってしまうのは寂しく悲しいですね。でも

 ”虹の橋”に行ったサラちゃん、初代わんこのエミリ

 ウサギのトロちゃん、サーモン、ホッケたちがいるか

 らたくさん遊んでね。また会える日まで待っててよ。

 楽しい10年間をありがとうね、

 


12月3日(火)

   「もうサラちゃんお骨になったのかなぁ〜」

 そんなことを考え、胸が苦しくなり涙が出てきます。

 何を見てもサラちゃんのことを思い出します。こん

 なに悲しんだらサラちゃんに申し訳ない!

  家の中にいるとついつい涙ぐんでしまうので、心

 を切りかえ、海くんと一緒に宮島にやって来ました。

              (ここだけ海ママ 記) 

 

  この季節に宮島に来たら…紅葉谷

 でしょう。しかし、真っ赤な紅葉を期待

 したのですが、赤よりは茶が主流。

 「昔はこんなじゃなかったがなぁ」と、た

 め息も。

 

  そこで、観光客もまばらな宮島水族館の前まで来てみる

 と、何とか”真っ赤”な紅葉が観られました。

 

  食事時ということもあって、厳島神社近辺の

 食事処はどこも満員。とても海くんのバギーで

 は入って行けません。しかし、ここまで来れば

 大丈夫。水族館隣の国民宿舎”杜の宿”のレ

 ストランでゆったりと食事ができました。メニュ

 ーは宮島名物のアナゴ飯。 

 

  帰りは宮島のメインストリート”表参道商店街”

 へ。通りは観光客であふれていました。

 

  「海くん、宮島に来たらアナゴと牡蠣は食べて帰らん

 とね」

 


12月4日(水)

 この日、海パパがペット霊園からサラちゃんのお骨を持ち帰り

リビングのテレビの側に安置。そして、知人のゆきこさんが下さっ

た素敵なメッセージを添えた花束をお供えしました。

 


12月10日(火)

  「海くんにクラシック・バレエを見せてあげたい」そんな海

 ママの願いが実現しました。会場の”くらら”は超満員でした

 が、車いす席は我々を入れて2組のみ。ゆったりと観劇で

 きました。

 

  「せっかくの機会だから、海くんに事前学習を」という

 ことで、公演の3日前にYouTubeでキーウバレエ団の

 ”くるみ割り人形”を見てもらいました。海くん、熱心に

 見ています。

 

  2時間余り素晴らしい時間を過ごした後会場を出る

 と、隣の公園にはきれいなイルミネーションが…。「ど

 うしたらスマホでうまく撮れるのかなぁ」と海ママが悩

 みながら撮影した1枚です。

 


12月15日(日)

  海くんは13日からショートステイ。その期間

 を利用して野呂山オートキャンプ場にやって来

 ました。サラちゃんも一緒です。

 

 標高800超のキャンプ場の寒さは半端じゃありません。

何をさておいても焚火です。

 

  20サイト以上あるキャンプ場の利用客は

 我々1組のみ。そりゃあ、そうだよなぁ。

 


12月16日(月)

  翌朝7時半過ぎ、焚火の側で優雅に豆を挽く海ママ。

 熾火で沸かした湯でモーニングコーヒーを楽しみます。

 

  そのころサラは、まだテントの中です。

 

  ホットサンドメーカーで調理した朝食の

 準備が整いました。

 

  備え付けのテーブルの下の穴には落ち葉が溜まって

 いすます。この穴はこの夏、このサイトを利用したとき

 サラが掘ったものです。

 


12月21日(土)

 この日は海パパが所属する江田島カヌークラブ毎年恒例の

”餅つき大会”。いつもは海パパだけの参加でしたが、今年は

海くんと海ママも一緒です。

 

 海くんは餅を丸めるのはできませんでしたが、しっかり

杵をつかんで餅つきに挑戦しました。

 

  夜はクラブハウス”だんだん”で大忘年会。海くんは

 これにもキャンプ用ベッドに横になって参加しました。

 

 写真左のテーブルには、会員さんが経営する鉄工所で働く

ベトナムからの技能実習生が(彼らは昼間の餅つきにも参加)。2ヶ

月前にハノイに行った海ママは、さっそく彼らとコミュニケー

ションを取っていました。

 


12月23日(月)

 デイサービスに行く直前の海くんにお灸をしてあげています。

灰が落ちて火傷しないように、しっかり握ってあげます。

 

  「海くん、いい気持だった?」     

 


12月24日(火)

  クリスマスイブは家でゆったりと過ごします。夕食の

 メニューはサーモンのカルパッチョとチキンステーキで

 す。

 

  海ママが華やかなフラワースタンドを作ってくれまし

 た。

 


12月25日(水)

  海くんが不定期に通う生活介護事業所”らいふスペース

 ともある”。今日はそのクリスマスパーティーに参加し

 ました。

 

  午前中は、みんな音の出る小道具を持ってクリスマス

 ソングを合唱しました。

 

  ランチの後は、チェロと電子ピアノのアンサンブルを

 楽しみました。

 

 この日のハイライトは、本物そっくりのサンタさんからのプレゼント。

その正体は、海くんと同じ団地に住むイギリス人のピーターさん。毎年

ボランティアで参加してくれて、仲間のみんなは大喜び。

 

  パーティーのラストは全員参加のビンゴゲーム。なんと

 海くんは早々に”ビンゴ!”。すてきな賞品をゲットしまし

 た(両親はぜんぜんダメでした)

 


12月31日(火)

  近所のスーパーに予約していたお正月用のブリが

 届きました。「海くん、大きいじゃろう。みんなで食べ

 ようね。」

 

  海くんが訪問入浴でお風呂に入れてもらったのは、

 27日(金)が年内最後でした。脂性で3日もお風呂に

 入らないと頭がベタベタになってしまう海くんが、さわ

 やかに新年を迎えられるよう、シャンプーしてあげま

 す。

 

  「かいくん、今年も元気で年越しそばを食べられて

 よかったね。」

 

いつものように、ミキサーに掛けて、「いただきます!」

 

  「今年こそ、紅白を最後まで見るぞ」、と意気込んで

 見始めたのですが、海パパは9時前にダウン(お酒は飲

 んでいません)。海くんと海ママは除夜の鐘まで、頑張って

 見たそうです。

 

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