7月1日(土)

  早朝5時過ぎに名瀬入港。広島よりずいぶん西に

 あるため、まだ真っ暗です。

 

 名瀬から車で走ること1時間余り。奄美大島南端の瀬戸内町古仁屋に到着。

ここの児童公園が、大会参加者の指定キャンプ地です。しかし”早い者勝ち”の

ため、なにはともあれ先ずテントを張ってしまいます。我々2人のテントは写真

右の右端。

 

 キャンプ地が確保できたら、次はカヤックを指定の場所に降ろします。

みんなで協力してテキパキと。

 

  そうこうしているうちにお昼時。ランチはフェリー乗り場

 横の海の駅で。

 

  ここでお勧めなのが、瀬戸内漁協直販店の海力。

 このボリュームたっぷりの海鮮丼が950円!

 

 午後3時からは”きゅら島交流館”での競技説明会。翌日の

レースに向けて、いやがうえにも気分が盛り上がって来ます。

 


7月2日(日)

  レース当日。天気は薄曇りで、心配していた風はほぼ

 無風という絶好のコンディション。参加10回超の海パパ

 は完漕に向けて、いろんな思いが頭を駆け巡っていたの

 ですが、何も知らない海ママはこのはしゃぎぶり。

 

  前日艇を置いた保管場所までは歩いて5分。もう多くの

 参加者であふれています。

 

  8時過ぎから入水開始。参加者は次々とこのスロープ

 から、洋上待機場所の古仁屋漁港に漕ぎ出していきま

 す。

 

    スタート3分前。過去、順位にこだわっていたときのよ

 うな緊張感はありませんが、前に座る海ママの表情や

 如何に?

 

 ここで大会コースを説明すると…まず左の写真。右上の大きい島が

奄美大島。左下の横に長い島が加計呂麻島。レースはその2島の間

(大島海峡という)の赤枠で囲った海域で行われます。それを拡大した

のが右の写真。赤いラインがフルコース(33km)、青い破線がハーフ

コース(17km)。我々が漕ぐのはハーフの方です。

 

 

  コース途中にはいくつかのチェック&給水ポイントが

 設けられていますが、ここは最初のポイントの渡連(ど

 れん・コース図の)。冷たい麦茶でホッと一息する海マ

 マです。

 

  無事ゴール!ボランティアスタッフの方に、記念写真

 を撮ってもらいました。この時点では、まだ順位もタイ

 ムも分かっていません。

 

 

  艇の保管場所に隣接する大会本部で、完漕証を発行してくれました。マイペースで

 漕いでいたつもりでしたが17kmを2時間、結構なペースです。ハーフ混合タンデムは

 参加数が22組でしたから、真ん中よりは上。また、開会式で参加者への応援メッセ

 ージが読み上げられていて、我々の名前が呼ばれたような気がしたのですが、内容

 や発信者は分かりませんでした。そこで海ママは司会者に頼み込んで、原稿の写真

 を撮らせてもらいました。理乃さん、ありがとうね!

 

 シャワーを浴びてサッパリしたところで、無料ランチのお接待。

冷房のよく効いた広いホールで、ホッと一息ついています。

 

 夕方5時からは、海の駅隣の広場で後夜祭が開かれました。

 

  大会参加者だけでなく、これを楽しみにしていた地元

 の人たちも加わって、お祭り気分を味わいます。出店

 もズラリと並びます。

 

  お楽しみ抽選会で、海ママは大島紬をあしらったスマ

 ホポーチをゲットし、大喜びです。

 


7月3日(月)

  「せっかく時間とお金をかけて奄美まで来たのに、レー

 スだけで帰るのはもったいない」ということで、木曜日まで

 ツーリング&観光を楽しみます。今からフェリーで向かう

 のは加計呂麻島。

 

  20分後見えてきたのは加計呂麻島の瀬相港。眼前の

 山を越えた向こうの西阿室という集落にあるゲストハウス

 を予約していて、そこで自炊生活。しかし、料理自慢の男

 性2人がいるため、海ママは大船に乗った気持ちです。

 

  曲がりくねった山道を15分ほど走って西阿室に到着。

 そこの漁港にはウミガメが遊びにきていて、挨拶してく

 れました。

 

さっそく、シュノーケリングを楽しむ海ママ。

 

 夕暑さがやわらいだころ、みんなで集落で唯一の商店

”茂岡売店”へ。

 

  ビールを飲みながら、地元の人と交流します。  

 

  その後海ママは散歩の途中、自宅の庭先で

 夕涼みしていたお爺さんと仲良くなり、「食べた

 らおいしいよ」と、ヘチマをいただきました。この

 お爺さん、なんと御年100歳!お1人でお住ま

 いとか。お元気そのものです。

  ヘチマはその日の夕食で早速いただきました

 が、冬瓜をちょっと柔らかくしたような食感で、と

 てもおいしかったです。

 


7月4日(火)

  6月下旬に梅雨明けした奄美地方。例年なら晴天続

 きでカヤックでのツーリングを満喫できるはずでしたが

 加計呂麻に来てからは薄日はさすものの曇天続きで、

 おまけに西風が強く海に出られません。しかたなく車で

 の観光に変更。やって来たのは加計呂麻北端の集落

 実久(さねく)を見下ろす夕日スポット。本来なら”実久ブ

 ルー”と評判の海が展望できるのですが…。

 

  「海がだめなら陸で」とばかり、実久集落から少し離れ

 た、住民に迷惑にならない場所で大宴会。

 

  宴会をよそに、シュノーケリングに勤しむ海ママ(どこに

 いるか分かりますか?)

 


7月5日(水)

  紹介が遅れましたが、奥に見える屋上に洗濯物を干

 している白い建物が、我々が泊まっているゲストハウス

 ”川”。

 

  集落のあちこちにこんなガジュマルの巨木があり、

 まるでここの守り神のようです。

 

 暑い盛り、ガジュマルの木陰で移動販売のコーヒーを味わう

地元のおばちゃんたち。我々もそれを見習って…。

 

 午後は実久とは反対側、加計呂麻の南端にある諸鈍(しょどん)

デイゴ並木へ。「真っ赤な花が満開のときはさぞや」と思われるの

ですが、開花時期は5〜6月。

 

  この諸鈍は”男はつらいよ”最終作の舞台。2人の

 後ろの窓がある家が、寅さんのマドンナリリーが住ん

 でいた家。現在は宿泊施設になっています。

 


7月6日(木)

 最後の1日は奄美大島に戻って観光。まず訪ねたのは、レース会場に

ほど近いホノホシ海岸。まん丸い石が敷き詰められた浜で、寄せた波が

引くとき、カラカラでもサラサラでもない、何とも心地よい音をたてます。

 

 駐車場に戻ろうとしたとき、右手の山の急な崖に3頭の野生のヤギを見つけました。

 

 この日のランチは、奄美に来た時には必ず立ち寄る”島とうふ屋”。

超人気店で、1時間近く待ってやっと座れました。

 

  奄美観光の最後は、空港近くの土盛(ともり)海岸。そ

 れまであまり熱帯魚が見られなかった海ママも、ここ

 では存分にシュノーケリングを楽しめたようです。

 


7月11日(火)

  ちょっと長めのショートステイから、海くんが帰って来

 ました。すると、すごいひげ面。どうやらショート中に、

 持って行ったシェーバーが壊れたらしいのです。海くん

 も9月で34歳。「これを機にひげを伸ばす?」とも考え

 たのですが、結局剃ることに。

 

  今晩の特別メニューは、海パパ特製の肉じゃがと奄

 美土産のパッションフルーツです。

 

 パッションフルーツは果肉をこそげとって、牛乳をちょっと加えて…

 

ミキサーに掛けていただきます。「海くん、お味はいかが?」

 


7月16日(日)

 今年も海ママの丹精の甲斐あって、小玉スイカが豊作です。

 


7月18日(火)

  左の絵は熊野町の”第25回筆の里ありがとうのちょっと

 大きな絵手紙大賞”への海ママの応募作品。仕事で忙しい

 理乃さんの代理として描いてみたそうです。審査結果は11

 月上旬、はたして…。

 


7月21日(金)

  海くんにショートステイを頑張ってもらったおかげで、夫婦

 で奄美を楽しめた。そのお礼の意味で、レオマワールドに

 行って来ました。

 


7月28日(金)

 「サラちゃんを連れてソロキャンプが

したい」という海ママの夢を叶えるた

めに、留守中海パパが1人で海くんを

看ます。海ママは充分楽しみめたか

な?

 


7月30日(日)

 ”堀内誠一 絵の世界”展を開催中のひろしま美術館にやって来ました。

最初に入ったカフェてオーダーしたカフェオレには、”ぐるんぱのようちえん”

のイラストが。

 

 この日は時間に余裕があったので、特別展だけじゃなく

常設展もゆっくりと楽しめました。

 

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