1月3日(火)

  海くんは、何の問題もなく越年したものの、元日に

 発熱(39.4)。翌日の夕方からは40度4分に。行きつ

 けの病院の救急外来で受診し、点滴と抗生剤の投

 与を受けました。

  翌日は熱は幾分下がったものの、痰が吸引できず

 爪の色も紫色です。こんなとき、海くんは鼻からクリ

 ーミーな泡を吹き出すことがあります。鼻から呼吸し

 ていないのに、何故こうなるのか。お医者さんにもよ

 く分からない珍現象です。

 


1月5日(木)

 海くんの状態が依然はかばかしくないなか、わずかですが

この冬初めての積雪が…。

 


1月9日(月)

  1週間抗生剤の点滴を続けているのに38度以上の

 熱が続き、痰も切れない、呼吸状態もよくない。”これ

 は、ただ事ではない”ということで、東広島医療センタ

 ーへ。診断結果は”無気肺およびマイコプラズマの疑

 い”。即入院となりました。

 

 入院した日の午後から呼吸状態がさらに悪化し、酸素吸入を開始。

海ママも、「今回は今までと違う。もしかしたらお別れかも。助かっても

酸素が手放せなくなるかも…」と、覚悟したそうです。

 しかし、スタッフの皆さんの手厚い医療・看護のおかげで、海ママの

心配も杞憂に終わり、無事退院できました。

 


1月14日(土)

  退院の日は数日来の寒波も緩み、天気までお祝いし

 てくれました。

 

  自分の部屋に戻ってきて、ホッとする海くん。表情に

 それが表れています。これからが海くん、そして海ママ

 の”本当のお正月”です。

 


1月20日(金)

  今日は、海くんが週4日通う”くれんど”の餅つき大会

 です。さすがに杵を持つのは無理なので、間近で見学

 です。

 

  ついた餅は、みんなで丸めます。海くんもさせてもら

 ったのかな?

 

  できたての餡入り草餅を、ちょっぴり味見していま

 す。

 


1月25日(水)

  久しぶりに夫婦で野呂山(839m)に登りました。川尻

 からの2つの登山道のうち、今回は”かぶと岩コース”

 を歩きます。

 

 約2時間でかぶと岩展望台に到着。ホッと一息入れる海ママ。

晴れていれば四国が丸見えなのに、この日は雪雲が低く垂れ込

めています。

 

  往時、天然氷を切り出していた氷池。近年は温暖化

 の影響か凍ることはありませんでしたが、今年の寒波

 は本物。池には薄氷がはり、その上に雪が積もって

 素晴らしい眺めでした。

 

  山頂ではかなりの雪に見舞われたものの、下山する

 にしたがって天気は回復。”とびしま海道”の島々を一

 望できました。

 

  登山口に無事到着。「次は”どんどんコース”(今回よ

 り長く難路)に挑戦してみようか」と、余裕の海ママでし

 た。

 


1月30日(月)

  京都在住のカメラマン豆塚さんが、我が家を来訪。

 去年の10月、障害者登山の撮影以来の訪問です。

 実は、全国障害者問題研究会(略称:全障研)の機

 関紙”みんなのねがい”に4月から1年間連載が始

 まるのと並行して、7月に全障研出版部からフォトエ

 ッセイを出す計画があり、今回はその取材が目的で

 す。

  到着後、休む間もなく、訪問入浴の様子をカメラに

 収めます。

 


1月31日(火)

 翌日は作業所へ同行し、海くんの仕事(この日は弁当配達)ぶりを

撮影しました。

 

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