7月30日(金)

  この日、訪問看護サービスとして理学療法

 士さんが来るのにあわせて、養護学校の先

 生方3人が我が家を訪問。

  海くんの訓練を見学するためです。

 

  ただ見るだけではなく、理学療法士さんの

 指導を受けながら、直接取り組まれました。

  2学期もよろしく御願いします。

 


7月11日(日)

  この日は、一路広島に帰るのみ。新幹線

 のぞみの個室でお昼寝中の2人。

 


7月10日(土)

  入院中に行ったエアースタッキングやIPV

 の効果を調べるため、呼気量(肺活量の代

 わりになるもの)を調べます。

  すると、実施前に比べて40ccも増えてい

 ることが分かったのです。スゴイ!

 

  松田先生、5日間どうもお世話になりまし

 た。

  海くん、これから頑張ったご褒美に、いい

 ところへ連れて行ってあげるよ。「えーっ、

 ディズニーランド?」ちょっと違うんだよ。

 

  東京での我々の遊びにいつも付き合って

 くれるボランティアさんと向かった先は…

 

  そう!横浜の中華街です。これは海くんの

 希望というより、由美母さんの趣味?

 

  まずは一番の目的であるお食事。ハンディ

 キャブでやって来たため、心置きなくビール

 が飲めます。海くんも、本場の中華料理をミ

 キサーを使って堪能。

 

食事と並んで楽しみだったのが中華街の探索。皆さんもどうぞ。

 

  この日の宿は、立川駅近くの民間の自立

 支援室。お昼の中華がまだ少しおなかに残

 っているので、駅ビルの中のお蕎麦屋さん

 で、軽めの夕食。

 


7月9日(金)

 午前中、隣のベッドの子どもさんのところに、病院に隣接している

都立村山養護学校の先生が、訪問教育にやって来ました。あまりに

楽しそうなので、ちょっと小道具を見せてもらいました。

 上は透明な液体の中に赤くてドロドロの液体が、ゆ

っくりと移動。下は仕切りの円盤にあいた穴を通って、

玉が快い音を立てながら落ちていく。

  これはギターが弾けなくても、ボタンを押して弦をか

 き鳴らすだけで、立派に演奏できる優れもの。

 

  入院中は、海くんの元にいろんなスタッフが

 ひっきりなしに訪れます。これは作業療法士

 さんが、口の中をマッサージしてくれていると

 ころ。

  海くんは自分で噛めないため、放っておくと

 歯茎が異常増殖してしまうのです。

 

  さあ、これからIPV(肺内パーカッション呼吸

 器)が、その秘密のベールを脱ぎます。操作

 しているのは、主治医の松田先生。

  

 

  「まずは、お父さん体験してみて」ということ

 で、仕事の関係でこの日の昼過ぎ到着したば

 かりの私が患者役に。

  空気の吹き出し口をくわえて普通に息をし

 ていると、「ボンボンボン」とドラムを叩いたよ

 うな圧力を肺に感じます。決して息苦しくはな

 く、肺を直接マッサージされているような快感

 です。

 

  この独特な圧力で送り込まれた空気が肺

 の奥まで届き、宿便ならぬ宿痰(こんな言葉

 はない?)を排出するのです。

 

  さて、今度は海くんの番です。「海くん、ど

 んな気持ち?」と、由美。実は、IPVの威力

 は歴然でした。その後、「もしかしたら風邪」

 と思わせるほど痰が出てきただけでなく…

 

  酸素の取り入れ状態にも改善がみられた

 のです。

 


7月8日(木)

 病院内は、由美母さんにとっては「宝の山」。この2枚の写真は

将来の車椅子の参考に、撮影したものです。

 

  エアースタッキングは、肋骨の上から両手で

 肺に圧力を加え、人為的に深呼吸させること

 で呼吸を改善させる方法です。

  今回、それと並んで注目だったのがこの機

 械。日本に数台しかなく超高価(3000000円)。

 この正体が、次の日明らかになります。

 


7月7日(水)

  入院2日目。栄養士さんが、海くんにミキサ

 ー食(これは由美の造語で、正式にはミクロ

 ペースト食というのを初めて知りました)を持

 って来てくれました。

  以前由美が何でもミキサーでドロドロにして

 海くんに食べさせる話をしたところ、とても共

 感してくれ、それ以来独自に研究していたと

 のこと。

 


7月6日(火)

  4月下旬この東京小児療育病院に検査で

 訪れた際、重症児の呼吸状態を改善させる

 「エアースタッキング」というトレーニング法が

 あることを知りました。

  同病院ではそれを広めるために、講習もし

 てくれるということで、2ヶ月半ぶりにやって来

 ました。

 


7月4日(日)

  松山の両親(敬治の)は、この春から自宅

 から車で5分ほどのところにある、民間のグ

 ループホーム(ルンビニー)に入居しました。

  職員の方への挨拶もかねて、この日初め

 て訪問しました。 

 

  門前に掲げられた2つの掲示。入居者の

 安全確保のため、門扉は常に閉めてありま

 す(左)。お遍路への「おせったい」をする家

 は近頃めっきり減ったそうです。

 

 周囲には青々とした田んぼやビニールハウスが広がり、

前庭にもくつろぎのスペースがゆったりととってあります。

 

 左が父の、右が母の居室。夫婦でも別々の個室です。

 

  共有スペースの大テーブルで、手土産のショ

 ートケーキを頬張りながらおしゃべり。海くんも

 お相伴。

 

  2時間足らずの訪問を終え、帰る間際の記

 念撮影。2人とも元気なので安心しました。

  職員の方々も、とても親切でした。

 

  両親そろって、玄関先まで見送りに出てくれ

 ました。秋には2人を連れて、温泉に日帰りで

 遊びに出かける予定です。

  それまで元気でね。

グループホーム「ルンビニー」のホームページは http://www.vihara.or.jp/

04年フォト日記の目次に戻る

表紙に戻る