2月15日(日)

 前日とは打って変わって、穏やかな晴天。帰途はしまなみ海道で。

多々羅大橋を望む道の駅で、一休み。

 


2月14日(土)

 春一番が吹き荒れたこの日、体の衰えが目立つ松山の両親(敬治の)

に、ゆっくりと温泉につかってもらい、一緒に食事をするという親孝行が

実現しました。これにあわせて理乃も帰省。また、入浴や食事場所の選

定や予約は、すべて由美が取り仕切ってくれました。

 

  海も万全の体調、そして精一杯張り切った表

 情で、協力してくれました。

 

  夜になると張り切る海くんと一緒に、道後の商店街を散策

 しました。左は重要文化財の「道後温泉本館」。

 


                               2月10日(火)

  「だいぶ髪の色が落ちてきたから、また染め

 てもらおうか」ということで、お馴染みの”出張

 美容師”のおおたさんに来てもらいました。

  この日は、以前由美の講演を聞いたことの

 ある、隣町の美容師さんが「自分も出張美容

 をしたいので、見学させて欲しい」と、やって来

 られました。

 

  たまたま居合わせたヘルパーさんも、「勉強

 のために手伝わせてください」と、飛び入り参

 加。

 

  染まるのを待つ間、海くんはいつも楽しみな

 ような、それでいてちょっと不安そうな表情を

 しています。

  キャップを取ると、髪は春を先取りしたよう

 な淡い栗色に染まっていました。


                                2月9日(月)

  海くんは、週1回車で50分の「わかば療育園」

 の通園部に通っています。その園の作業療法

 士さんに、ここ2〜3年激しくなった脊柱の前湾

 (背骨の骨盤に近い部分が腹の方にせり出して

 くる)のことを相談したところ、「症状の進行を遅

 らせる体位を工夫してみましょう」ことになり、こ

 の日診てもらいました。

 

 その結果、”適当な詰め物をしたうえでのうつ伏せ寝が有効”

ということで、今後自宅・学校・園で一定時間、この体位をとら

せることにしました。「海くん、うつ伏せ寝は気持ちいいですか」


                                2月4日(水)

  東広島市八本松町にある、県の身体障害者

 療護施設「ときわ台ホーム」で、海くんの意思

 伝達装置に関するミーティングが開かれました。

  わずかな指の動きに反応するスイッチと、パ

 ソコンを使ってゲームを楽しんだり、最終的に

 は、スイッチで”Yes or No”程度の意思表示が

 できれば…というのが、私たちの願いなのです。

 

  手前の丸いのも、奥の四角いのも、どちらも

 スイッチからの信号を中継する装置。これを使

 うと、ミキサーだって自分で動かせます。

 

 この、夢いっぱいのプロジェクトを請け負ってくれたのは

東広島のベンチャー企業アルニック。このお2人が、今後

長期にわたって関わってくださいます。どうぞよろしく。

 

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