3月27日(水)

 

     午後3時。家族の夢と期待を詰め

    込んだ2個のトランクと一緒に、さあ

    出発!

 

 

 

 

 

 

      「あっ、広島空港だ!またディズニー

     ランドにつれてってくれるのかな?」

     と、海は思ってるのかもしれません。

     「そうじゃないんだよ、ハ・ワ・イなんだ

     よ」

 

 

 

 

      

      アメリカの同時多発テロ以降、国際

     線の手荷物チェックはとても厳しくな

     ったとは聞いていましたが、それを実

     感しました。

 

 

 

 

 

     

      飛行機の搭乗口までは車椅子で来て

     墾と2人で海をかかえて機内へ。ここま

     では、今まで何度もやってきたこと。

 

 

 

 

 

    

      東京へ行く場合(所要時間70分)は、

      1人分の座席に普通に腰掛けるので

     すが、このたびは8時間近くかかるの

     で、3席分の料金(片道16万円)を払

     い、寝ていきます。シートベルトも、もち

     ろんします。午後6時10分出発。

 

 

 

      これが海の機内食。事前にJALに依

     頼していた通りのもの(ブロッコリーの

     ポタージュスープをミキサーにかけたも

     の・コンソメ・ヨーグルト)が出されて一安

     心。

 

 

 

 

      機内食は和食と洋食が選べるの

     ですが、子どもたちはやはり洋食。            

 

 

 

 

 

 

 

      出発してから4時間。無理にでも

     寝ておかないと、到着(現地時間は

     午前6時10分)してからがきつい。

      タオルをアイマスク代わりにして就

     寝する海。また、機内はとても乾燥

     しているので、吸入器で気管に湿り

     気を与えます。

 

 

      あっけないほど簡単に入国手続

     きを済ませ、到着出口へ。そこで

     私たちを待っていたのは、驚くほど

     大きなリフトカー。由美は、その大

     きさよりも、「前傾姿勢の」車椅子

     マークのほうに興味を示していまし

     た。(これ以後、日時はすべて現地

     時間です)

 

 

      現地の、障害者のための旅行会社

     アクセス・アロハ・トラベルの尽力で、

     無料でアーリー・チェックインができ(普

     通は、1泊分の料金を徴収される)、ホ

     テルに到着後直ちに入室することがで

     きました。入ってみると、テーブルの上

     にはアロハ・トラベルの社長ジュディさん

     から、心のこもったプレゼントが。

 

 

      一休みしているところへ、ジュディ

     さんが(社員で通訳役の)めぐみさん

     と共に訪れ、海の首に素晴らしい匂

     いのするレイを掛けてくれました。

      海の、この満足そうな顔!

 

 

     

   

      ハワイの高層ホテルには、どこも

     このようなベランダが部屋ごとにつ

     いています。「海くん、いい眺めでし

     ょう」

 

 

 

 

 

      夕食は、ジュディーご推薦のデュー

     クス。店から一歩踏み出せば、そこは

     ワイキキビーチという絶好のロケーシ

     ョン。注文をなんとか英語で済ませ、

     ほっとしているところです。

 

 

 

 

      これが記念すべき、ハワイで初めて

     とった夕食。左下の大きいのがオパカ

     パカ(だったかな?)という白身魚のソ

     テー。その右上の半透明なのは、カジ

     キマグロの刺身(これは抜群に美味)。

      アルコールについてはとても厳格で、

     理乃が注文すると、年齢確認のため

     パスポートの提示を求められました。

 

 

 

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