ハワイ−素晴らしい人と自然

               テーマ別編

声を掛けてくれた人たち

 

                                                                           

      27日のホエールウォッチングの船内で、

     老夫婦が微笑みながら声を掛けてきまし

     た。「生まれつきの障害か、それとも事故

     遭ったのか」と言うので、「10年前、洗濯

     機に落ちる事故に遭った」と答えると、とて

     も悲しそうな顔をして、海の手を握ってくれ

     ました。どんな事情が彼らにあるのか、私

     英語力では知る由もありません。

 

 

     イースターパーティーでの交流の様子が

     テレビで放映された翌日(31日)から、街

     角で何人もの人から声を掛けられました。

     最初の頃は、彼らの言っている事を理解

     するのが精一杯でしたが、段々余裕が出

     てきて撮ったのが、この1枚です。

     ”Oh,You are famous boy !”という彼女らの

     溌剌とした声は、障害への哀れみなど微塵

     もありませんでした。

     

      海岸通の噴水の前で写真を撮っていると

     「テレビを見ましたよ。3人のところを撮って

     あげましょう。」と声を掛けてくれたのが彼女

     で、この日の夕方から開かれる野外映画会

     に、家族と一緒にきていると いうことでした。

      実はその夜、私たちは彼女から素晴らしい

     プレゼントをもらうことになるのです。

 

 

   映画を待ちながら食事していると、昼間の彼女

  がやって来て、「私の家族はウクレレが上手なの

  で、ぜひ息子さんに聞かせてあげたい。」と言って

  くれ、即興のミニコンサートを開いてくれたのです。

   周りの人も、実に楽しそうにその様子を見てくれ

  ています。私たちを含む今の日本人は、「無心に

  楽しむ」ということを、どこかに忘れて来てしまった

  のではないか、と思わされたひとときでした。

 

     

     ハワイ滞在6日目ともなると、私たち(特に

    由美)も大胆になり、ホノルル動物園で偶然

    出会った障害児を連れたグループに声を掛

    け、一緒に写真を撮ってもらいました。

 

 

 

 

 

     ホノルル動物園から出て通りを歩いている

    と、30代の若い夫婦が声を掛けてきました。

    「テレビを見た、素晴らしい。自分達は娘に

    ドルフィン・セラピー(イルカと触れ合う癒し療

   法)を受けさせにカリフォルニアから来た。とて

   もよかったので、息子さんにも是非どうぞ。」

    同じ障害児を抱える家族同士、連絡先を聞

   きたいと思っても、メモの用意もなく、聞いて覚

   える英語力もない。残念でなりません。

 

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