8月4日(水)

 出発は午後からゆっくりと。「楽しんできてね」と、夏休みで

帰省していた理乃に見送られて、リフトタクシーで出発。

 

  今回は飛行機の時間に余裕があるので、東

 広島駅から「こだま」で新大阪に向かいます。

 

  新大阪到着後、関空行きの特急「はるか」に

 乗り換えるのに時間がないため、こんな非常

 手段を。エレベーターがもっと便利な場所にあ

 れば、完全・快適に移動できるのに…。

 

  関空到着。開港10周年の提灯飾りと、ハイ

 テク空港のミスマッチぶりが、なんとも大阪ら

 しい(?)。

 

  障害者の海外旅行で最もネックになるのは

 航空運賃(端的に言えば、運賃単価ではなく

 座席数)です。それを節約するために、時間

 ぎりぎりまで交渉する由美。

  このときは、現場の係員の計らいで、満足

 できる結果となりました。ちなみに利用した航

 空会社は、行き帰りともJALです。

 

  自分たちが乗る飛行機を見た時、一番強く

 「これから日本を旅立つんだ!」と感じます。

 

 今回の搭乗に際して私たちが最も期待したのは、関空と成田に

1台ずつしかないという、フルリクライニング可能な車椅子。利用の

ためには、事前の申し込みが必要です。バギーからの乗り換えや

機内への移動は、何人もの職員が協力して下さいました。

 

  我々が利用するのは、搭乗口から最も離れ

 た最後尾の座席。しかし、高性能車椅子のお

 かげで、快適に移動できました。

 

  海の着席完了。後はこうやって寝て行くだけ

 です。皆さんどうもありがとう。

 

  現地時間の午前11時、ホノルル国際空港

 到着。夜が明けたのに日付が変わっていない

 というのは、何か得した気分です。

  到着時は、激しいシャワーが上がった直後

 でした。

 

  入国手続きも無事済ませ到着ゲートを出ると

 2年前はじめてのハワイ旅行でお世話になった

 アロハトラベルの社長ジュディーとめぐみさんが

 レイを持って出迎えてくれました。

 

 早速、手配してもらったハンディキャブに乗り込んで、ホテルに

向かいます。

 

  これが我々が9日間暮らすイリマホテルの

 部屋からの眺めです。眼下にはアラワイ運河

 をはさんでゴルフ場が広がり、その向こうには

 緑豊かな山々と、山肌に広がる住宅地が見渡

 せます。このマウンテンビューを好んで、このホ

 テルを利用する客が多いというのも頷けます。

 

  時差ぼけもなんのその!一休みした後、早

 速夕暮れのワイキキビーチに出かけます。

 

  「明日からどんな毎日が始まるのかな」そん

 期待を胸に、部屋のベランダでこの日最後の

 一枚。夜景が素晴らしい!

 

「フォトダイアリー in ハワイ」に戻る