肉体的にも精神的にも、”年を重ねている”という感覚はありません。しかし、60

 代でおれるのも後3年足らず。これからは1年1年を大切に、しっかりと生きていこ

 うと思います。さて、新年にあたって今年の目標は……というところですが、自分の

 思いを書き並べるのはやめます。この1年は、昨年のバーバ・ショックで傷ついた

 妻を支えることに専念します(といっても大した事はできませんが)。そして、その合

 間に自分のやりたい事が少しでもできれば、と願っています。(敬治)

 毎年夫婦2人で参加している無料のサイクルイベント”しまなみ縦走”。一番の楽しみは地元
の方々のお接待。写真は瀬戸田のおばちゃん達の、柑橘のサービスです。疲れも一気に吹き
飛びます。
  

  自転車に乗れなかった私が、ロードバイクを始めたのが50歳の時。約10年の

 間に、人並みにロードバイクで走れるようになりました。淡路島、琵琶湖、瀬戸内

 の島々を走りながら「何と気持ちのよいこと!」改めて50歳の誕生日に、自転車

 をプレゼントしてくれた夫に感謝です。ここ5年は、このイベント参加が夫婦の大

 きな楽しみになっています。昨年のイベント開催日は、母の入院中でしたが、瀬

 戸内の島々や温かい人との交わりに、心が救われました。(由美)

 

 9月19日に30歳になった海くん。特注のバースデーケーキでお祝い。でも本人は、「もう
オッチャンなのに、誕生祝なんて恥ずかしい!」と思ってるかも……。
  

  事故直後、医師から宣告された「この状態では、命の目途はせいぜい5年」。この

 言葉を思い出す度、海との1年1年は重みを増します。”海が30歳”何ということで

 しょう!成人式を迎えたときも大きな感動がありましたが、この”30歳”は本当に感

 慨深い。今回は母の在宅介護中のバースデー。ケーキも10月で89歳になるバー

 バと一緒。墾ファミリーや理乃も集まり、お祝いできたことに感謝です。

  タンポポの綿毛のような、柔らかな頬は遠い昔。30年という年月は、海の内だけ

 でなく、体にも老化現象が……。後何年と思うと辛くなりますが、今日1日を感謝し

 共に暮らしたいです。

 

       お詫び

海とサラの文章は、由美が本人たちの気持ちで
書くべきでしたが、うっかり自分の気持ちで書い
てしまいました。

 

 3歳で我が家に来たサラ(♀)も今秋9歳に。でも、そのかわいさは6年前と変わっていません。
  昨年はバーバの入院に始まり、海くんとのダブル介護等、結構しんどい年でした。

 そんな私にとって、サラちゃんは心を癒してくれる大きな存在。私が泣けば側に座り

 心配そうに見つめ、「もう泣かないで」とちょっかいを出してくれます。相変わらず落

 ち着きのない子ですが、サラのいない生活は考えられません。

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